奈良公園の広大な敷地内にはソメイヨシノ、ココノエザクラ、ヒガンザクラ、ヤマザクラなど色々な桜の木が植えられています。
奈良公園の桜の見ごろは3月下旬~4月上旬です。
さて、
“奈良公園の敷地は広大過ぎてどこが桜のおすすめスポットかわからない・・・。”
と、お悩みの方に今回は奈良公園周辺の桜のおすすめスポットを丸ごと紹介いたします。
また、お花見に気になる奈良公園のお花見ポイントのトイレ情報もお伝えします。
奈良公園の桜マップ
奈良公園の全体の位置関係は下記の「奈良公園桜マップ」でご確認いただけます。
今回ご紹介する場所は下記になりますので順番に確認しながらご覧ください。
- 浮見堂
- 猿沢池周辺
- 春日野園地
- 手向山八幡宮の西側
- 二月堂裏参道及び二月堂本堂からの風景
- 春日大社
- 若草山の麓
- 鐘楼ケ丘
- 東大寺大仏殿
- 飛火野エリア
浮見堂に桜が映える 鷺池を囲む桜が満開
鷺池に浮かぶ浮見堂は四季折々の表情がある絵になるスポットですが、春の浮見堂も桜が綺麗で人気のポイントです。
池のほとりから、浮見堂の中から、ボートの上から・・・。
色々な角度から桜を楽しめるのも浮見堂ならではの景色です。
池のほとりにはベンチがあり、貸しボート(30分1000円)も出ているので春の浮見堂はおすすめデートスポットです。
桜満開の時期は鷺池周辺では新婚さんが撮影に来ていることが多いのでより綺麗な花嫁さんと桜のコラボが華やかでいい感じです。
池の周囲はカップルや少人数のファミリーでお弁当を食べるのにちょうどいい場所です。
猿沢池の周辺の桜 興福寺五重塔や南円堂に映える
猿沢池周辺はベンチに腰かけてゆっくりするにはおすすめの気持ちのいい場所です。
猿沢池のほとりにから興福寺南円堂へ上る階段を撮影しました。
なかなか写真映えのするスポットです。
猿沢池の南側から興福寺五重塔を背景に満開のソメイヨシノです。
采女神社付近から見た三条通りです。
お土産物屋さんの屋根の上には桜が綺麗に咲き誇っています。
猿沢池周辺は鹿も少ないので天気のいい日にはベンチに座ってお弁当を食べるのもおすすめです。
春日野園地の桜 家族やカップルみんなで楽しめる広場
春日野園地を囲むように桜の木が植えられています。
広々とした芝生と満開の桜、そして春日野園地は鹿も多いエリアで大仏殿の大屋根も見えるので奈良公園らしさも充分味わえます。
春日野園地にはベンチもあるので座ってゆっくり花見を楽しむこともできます。ただし、食べ物を広げていると鹿が群れで寄ってくることもあるので「警戒しつつ」になりますが・・・。
春日野園地は奈良公園内で一番広々とした広場なので親子でボール遊びをしたり、走り回ったりと家族に人気の場所です。
奈良公園の桜で手向山八幡宮周辺エリアは花見に最高
春日野園地の北側のエリアは桜の木の密度が高いおすすめのエリアです。
場所は「手向山八幡宮」から西側へ少し下ったエリアです。
ここもレジャーシートを広げてお花見に興じるグループや写真撮影を楽しむカップルが多いエリアです。
桜の密度では奈良公園でナンバーワンのエリアで撮影スポットとしておすすめです。
二月堂の裏参道の桜と本堂から眺める桜の風景
東大寺大仏殿の北側から二月堂まで続く道「二月堂裏参道」にも紅白の桜が咲いていました。
裏参道については下記に詳しく書いています。
裏参道から少しそれた大湯屋付近にも桜の花が咲いているのでのんびりと歩くのにおすすめです。
また、二月堂本堂から奈良市内~生駒山を一望でき、下記写真の左部分に見えているのが東大寺大仏殿の大屋根です。
ここ、二月堂付近は東大寺の東の端で小高い丘の上になります。
春夏秋冬で様々な表情があるので季節を問わず人気の撮影スポットです。
春日大社の南門前 しだれ桜が優雅
春日大社の南門前には枝垂桜が優雅に咲き誇っています。
はっきりとした文献がないので正確な樹齢は不明ですが100年前後ではないかといわれています。
枝垂れ桜の開花は少し早く、3月20日過ぎから4月上旬が見ごろです。
春日大社には桜の木はそれほど多くはないですが、建物の朱色と桜のピンク色がとてもよく似合って上品な日本独特の美しさを感じていいものです。
若草山の麓は鹿と桜のコラボが美しい
若草山の麓はたくさんの鹿がいるエリアです。
また、桜の木も多いので鹿と桜の「春の奈良」らしい良い写真が撮れるスポットです。
若草山の麓は奈良公園の中心部から少し離れているので観光客も比較的少なく、しかものんびり日向ぼっこをしています。
鹿が多いのでお弁当をたべるなら、入山ゲートを通った柵の向こう側がおすすめです。
ただし、「入山料150円(大人)」が必要ですがお弁当をゆっくり食べることができます。
ここ、若草山の麓は春日大社と手向山八幡宮や上院エリア(二月堂や法華堂のエリア)をつなぐ道です。
春日大社本殿から手向山神社へは徒歩15分~20分ほどの距離です。
広々とした若草山と桜(ソメイヨシノ)を見ながら歩いていると時間も距離も気になりません。
満開の桜が鐘楼ケ丘を囲んで綺麗
鐘楼ケ丘の釣鐘、通称「奈良太郎」を取り囲むように四方にはソメイヨシノが植えられています。
特に念仏堂の前に植えられている桜が綺麗で人気の撮影ポイントになっています。
鐘楼ケ丘には「鐘楼」「念仏堂」「行基堂」「俊乗堂」があり、大仏殿から二月堂へ向かう途中にある場所ですので、東大寺散策の際はぜひ立ち寄りたいポイントです。
大仏殿から二月堂へのルート、詳しくは下記をご覧ください。
東大寺大仏殿に咲くソメイヨシノ
東大寺大仏殿の中にも大きなソメイヨシノが咲いています。
拝観料(大人600円)を払って大仏殿に入ると左手に大きな桜があります。
お花見におすすめの飛火野の桜
夏の「大文字送り火」や「鹿寄せ」のメイン広場になる飛火野です。
広々とした芝生の広場に点々と桜の木が植えられています。
決して桜の派手さはない飛火野ですが、人も少なく落ち着いてお花見ができます。
お弁当の後はボール遊びもできますのでファミリーでのお花見に適した場所です。
まとめ
奈良公園の桜マップをご紹介しました。
奈良公園では桜が密集して植えられているエリアが少ないのですが、広範囲にどこに行っても桜を目にすることができるので春の奈良公園の散歩は天気が良ければ歩いているだけで気持ち良いです。
中でもレジャーシートを広げたり、ベンチでお弁当を食べられる「お花見ができるエリア」は
- 猿沢池・・・カップルにおすすめ
- 浮見堂・・・カップルにおすすめ
- 春日園地・・・家族やカップルにおすすめ
- 若草山の入山ゲートの中・・・家族やカップルにおすすめ(150円の入山料が必要)
- 手向山八幡宮の西側・・・大人数でも場所さえキープ出来たらおすすめ
- 飛火野・・・家族やカップルにおすすめ
以上のエリアは座って花見ができる場所です。
ただし、どこに行っても鹿は少なからずいますので、そこは警戒しもってお花見してください。
コメント