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春日大社 砂ずりの藤の見ごろは毎年ゴールデンウィーク前後!

春日大社の砂ずりの藤

藤原氏の氏神様でもある春日大社は神紋に「下り藤」を使用するなど藤との関係が強い神社として知られています。

そんなことから春日大社の境内では至る所に藤を見ることができますが、特に印象的な藤は西回廊の慶賀門(けいがもん)の前に咲く『砂ずりの藤』ではないでしょうか?

春日大社の藤の見ごろは毎年4月下旬から5月上旬で早咲きから遅咲きまで順番に見ごろを迎えますがその期間はわずか2週間程度といわれています。

ちょうどゴールデンウィークと満開の時期が毎年被るので、この時期は満開の藤を目当ての観光客で大いに賑わいます。

特に今年は令和元年の史上初の10連休なので相当な人手を予想しながらも5月5日のこどもの日に春日大社に参拝に行きました。

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春日大社 砂ずりの藤の開花状況は?

春日大社の南門から回廊内に入って左を向くと『砂ずりの藤』かパッと目に入ってきます。

「ゴールデンウィーク」「快晴」「藤の見ごろ」と好条件が重なっているので予想通りの人出です。

ゴールデンウイークの春日大社

まずは正面の本殿に参拝してからじっくりと「砂ずりの藤」を観賞することに・・・。

ちなみに砂ずりの藤の観賞自体は無料です。

気になる開花状況といえば、少し緑の葉っぱが増えすぎている印象でしたがちょうど見ごろで満開を迎えていました。

春日大社の砂ずりの藤

砂ずりの藤(すなずりのふじ)

花の穂が地面の砂にすれるほど長いところからこの名がある。

樹齢八百年ともいわれ、鎌倉時代後期(一三〇九)に描かれた絵巻物「春日権現記(かすがごんげんけんき)」にもここにフジがあったことが記されている。

春日大社では神紋にもフジの紋様を用い、奈良朝以来境内のフジは大切にされている。

春日大社の立て看板より引用

この砂ずりの藤は鎌倉時代の書物にも記されている樹齢800年といわれる古木で力強く地面から生えている根元を見ていると貫禄すらおぼえます。

樹齢800年春日大社の砂ずりの藤

砂ずりの藤の名前の由来は花の先端が地面に擦れるほど長くなることからきているそうです。

その年の気候によって花の房の長さは変わってくるそうで2019年の房の長さは地面に付くほどではないにしても立派に咲き誇る様はさすが800年の歴史の重みを感じます。

青空に映える春日大社の砂ずりの藤

下の写真は西回廊の南側にある慶賀門(けいがもん)から砂ずり藤を撮影した風景で左奥に見えているのは「直会殿(なおらいでん)」の屋根になります。

また、写真中央の上部には東回廊の向こうの木に巻き付いた藤を見ることもできます。

直会殿と砂ずりの藤

建物の朱色に藤色と葉の緑が綺麗です。

朱色に映える春日大社の砂ずりの藤

西回廊の慶賀門を出てすぐの右手にも下記のような藤棚があり、ここも綺麗に咲き誇っていました。

春日大社西回廊の藤

藤の花の美しさもさることながら、ほのかに香る花の香りも気持ちいのでまた来年もぜひ来たいですね。

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春日大社 砂ずりの藤へのアクセス

砂ずりの藤は春日大社西回廊にある「慶賀門」を入ったすぐの所の藤棚にあります。

春日大社は6:30~17:30まで開門していますのでゴールデンウィークの人混みを避けたい場合は早朝の開門後が狙い目です。

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