一つだけ願いをかなえてくれる・・・。
そんな神社が春日大社の摂社の一つにあります。
春日大社摂社の一言主神社(ひとことぬしじんじゃ)は平安時代に興福寺境内に創建されましたが、明治の神仏分離令により現在の春日大社に鎮座地を遷しました。
現在も興福寺南円堂には「一言観音堂」と呼ばれるお堂があることから南円堂の鎮守社だったそうです。
一言主神社は春日大社本殿から北に5分ほど歩いた場所にあり、九社のお社を巡拝する「水谷(みずや)九社めぐり」の二番目のお社です。
では、一願成就の神様を写真をそえてご紹介します。
一言主神社での願い事は一つ
一言主神社のご祭神は一言主神(ひとことぬしのかみ)様で文字通り「一願成就=一つだけ願いを叶えてくださる」というご神徳があります。
祈願が成就した暁には感謝の気持ちを込め鳥居を奉納するしきたりがあります。
写真のご夫婦の奥に奉納された鳥居が見えていますね。
一言主神社は水谷九社めぐりの2番目にお参りする神社でもあります。
水谷九社めぐりは一度に9か所の神社を巡ることで開運招福のご利益があります。
一言主神社の初穂料や祈願の仕方は?
一言主神社は春日大社本殿から帰りの駐車場に向かうまでには少し右にそれた位置にあるにもかかわらずここを目的に参拝する方がたくさんいます。
「一つだけ」というわかりやすい祈願の仕方が参拝者が多い理由でもあるのか、絵馬掛けにはたくさんの絵馬が掛けられています。
(下の写真の左に絵馬掛けが見えています。)
一言主様への祈願の仕方は、お社の前に置かれている絵馬にサインペンで願い事と住所、氏名を書いて絵馬掛けに掛けます。
初穂料(絵馬)の500円をお賽銭箱に入れます。
こんなふうに祈願の仕方は簡単ですが・・・
一つだけといわれれば何を願おうかと迷ってしまうもので、ついつい無難で「浅く広い」願い事をしてしまいました。
私が一言主様にお願いしたことは、
『子供たちに良い出会いがあり、素晴らしい毎日が送れますようにお願いします。』
この願い、よくよく考えると少し漠然としすぎていて神様にも伝わりにくいですね・・・。
しかも、よく見れば「良い出会い」「素晴らしい毎日」の「二言」になっているようなので良かったのかどうか・・・。
もう少し叶ったかどうかわかりやすい具体的な願い事を書いたほうがわかりやすかったのではと思うしだいです。
例えば
- 合格祈願
- 安産祈願
- 恋愛成就
などの願い事の場合は明確でわかりやすいですね。
春日大社の一言主神社へのアクセス
一言主神社は春日大社本殿から北に5分ほど歩いた場所にあり周辺には「御祈祷所」や「総宮神社(そうぐうじんじゃ)」があり、さらに北へ進めば「水谷神社(みずやじんじゃ)」「若草山(わかくさやま)」方面へとアクセスできます。
なお、奈良交通バスでアクセスする場合は「春日大社本殿」バス停から北側のゆるい上り坂を徒歩5分程度の場所です。
一言主神社への地図
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