奈良公園で行われる「鹿寄せ」は「一般財団法人奈良の鹿愛護会」が春日大社参道の南側の飛火野で実施する非常に奈良らしいイベントです。
飛火野の詳細な場所や鹿寄せの日程とともに鹿寄せの様子を写真でご紹介します。
奈良公園の鹿寄せの正確な場所はどこ?
奈良公園の鹿寄せは奈良公園では最大の芝生の広場「飛火野」で行われています。
飛火野は春日大社の駐車場から約10分足らず、近鉄奈良駅からは徒歩で15分ほどの場所にあります。
飛火野といっても広大な面積ですのでわかりにくいかもしれませんが、鹿寄せの実施場所には大きなクスノキがあるので迷うことなく一瞬で分かります。
明治41年(1908年)に当時の陸軍大演習の際、明治天皇が臨席された場所に記念植樹された樹齢100年以上の大きなクスノキです。
鹿寄せの実施場所はこのクスノキを目標にしてください。
鹿寄せの時間や開催日程は?
鹿寄せは例年、1年間に3回実施されていますが開催時期はその年によって日程は変わってきます。
参考までに2018年4月から2019年3月の日程は
- なつの鹿寄せ・・・2018年7月21(土)~9月2(日)までの 土曜日・日曜日に実施/時間=9:30~
- 奈良の冬景鹿寄せ・・・2018年12月1日(土)~14日(金)/時間=10:00~
- 奈良大和路キャンペーン鹿寄せ・・・2019年2月9日(土)~3月13日(水)/時間10:00~
以上のような日程でいずれも「無料」で参加することができます。
日程は毎年変わりますのでリアルタイムの日程は奈良の鹿愛護会のホームページに詳しく書いていますので確認してください。
鹿寄せの会場に近い駐車場は?
奈良公園周辺にはたくさん駐車場がありますが鹿寄せを見に行く場合は春日大社の駐車場が近くて便利です。
駐車場からは徒歩で7~8分、春日大社の表参道を西に歩いていけば到着します。
下の地図の「春日大社本殿バス停=駐車場」です
鹿寄せのホルンの音で森から鹿が集合!
さて、場所や日程がわかったところで鹿寄せの様子は・・・。
奈良の鹿愛護会の方がナチュラルホルンを静かに吹き始めます。
元々はホルンではなく1892年(明治25年)の鹿園竣工奉告祭でラッパを使って行われたのが鹿寄せの始まりだそうです。
その後、より雰囲気のあるホルンに替えたそうで「ベートーベン作曲・交響曲第6番・田園第5楽章の一節」が演奏されます。
ホルンを吹き始めてしばらくすると東の春日の森の奥からホルンの音色に誘われた鹿たちがものすごい勢いで走ってきます。
まるで「待ってました!!」と言わんばかりに嬉しそうに駆け寄ってきます。
あっという間に鹿に囲まれてしまいました。
奈良公園といえどもこれだけの鹿の集団に出会えるのは鹿寄せならではの光景です。
集まってきた鹿たちにはご褒美としてドングリが振る舞われます。
一般客はドングリの代わりに鹿せんべいで鹿とふれあうことができます。
鹿寄せの会場では鹿せんべいも出張販売しています。
ドングリを食べ終わった鹿たちと観客のふれあいタイムです。
鹿せんべいを持っているとあっという間に囲まれて服まで引っ張られてしまいます。
1枚ずつあげるつもりが丸ごと持って行かれました。
最後はホルンのお兄さんを囲んで記念撮影で鹿寄せのイベントは終了です。
まとめ
奈良公園の鹿寄せは飛火野の大きなクスノキの下で行われます。
時間にして15分ぐらいの短いイベントですが、これだけの鹿とふれあえるのも鹿寄せならでは。
しかも無料です。
カップルのデートや子供さんを連れて家族で参加など皆が楽しめるイベントですよ。
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