奈良の東大寺でホタル観賞ができるスポットがあるのをご存知でしょうか?
奈良の大仏さんに因んで地元の人には「大仏蛍」として知られています。
一時期は環境の悪化で大仏蛍も絶滅の危機に瀕しましたが「大佛蛍を守る会」の方々の保護活動のおかげで現在は復活しています。
今回は
大仏蛍を観賞できる「場所」「時期」「時間」についてご紹介します。
大仏蛍の見れる場所 大湯屋周辺の小川がおすすめ
大仏蛍は東大寺大仏殿から二月堂へ向かう裏参道の小川のある周辺で見ることができます。
小川といっても広範囲になるのでわかりやすい場所では東大寺の「大湯屋」付近の小川が大仏蛍観賞のスポットの一つになります。
写真の奥に見えている瓦屋根の建物が大湯屋で時期になると周辺の小川に大仏蛍が飛び交います。
アクセス方法としては大湯屋を目指せば迷うことはないので地図をセットしておけば安心です。
大仏蛍の観賞だけを目的に行くのもいいのですが、せっかくなら
「二月堂のサンセットを見た後に大仏蛍を観賞」
このコースがおすすめですよ。
サンセットを見た後に二月堂を出て右側の裏参道の緩い下り坂をゆっくりと歩いていきます。
5分ほど歩くと・・・
二月堂裏参道 二月堂裏参道 二月堂裏参道
大仏蛍の観賞スポット
左側の足元に小さいお地蔵さまが見えてきます。
その左奥に大湯屋が見えます。
その場所が大仏蛍の観賞スポットです。
東大寺でホタル狩りができる時期と時間は?
「大仏蛍」とは奈良の大仏さんに因んでつけられた名前でホタルの品種としては「ゲンジボタル」になります。
特別大きな蛍というわけではありませんが、ゲンジボタルは体長15mm前後で日本に生息している蛍の中では大型の種類になります。
では、東大寺の大仏蛍(ゲンジボタル)の活動が活発になる時期や時間、その他の条件をまとめました。
以上のような条件が整った時に蛍は活発になりホタル狩りに適した日になります。
夜中の3:00頃までホタルの活動はあるようですが20:00~21:00の約1時間がホタルの活動が最も活発になる時間帯です。
21:00を過ぎるとしばらくホタルの活動が静まるので20:00~21:00の1時間が勝負です。
6月の日没時刻が19:00過ぎになるので先ほどご紹介した二月堂のサンセットを見た後にゆっくりと大湯屋付近に向かうとちょうどいい時間になるはずです。
大仏蛍の観賞で注意したいこと
大仏蛍が復活できたのも「大佛蛍を守る会」の皆さんの保護活動があってこそです。
その努力を無にしないためにも観賞のマナーを守るようにしましょう。
特に人口の光はホタルの繁殖活動に悪影響を及ぼすそうです。
観賞の際は懐中電灯や携帯電話のライトは照らさないように心がけましょう。
この先も毎年、大仏蛍を観賞できるように・・・。
まとめ
東大寺の大仏蛍についてまとめますと
- 場所・・・大仏殿から二月堂へ向かう裏参道にある小川近辺で東大寺大湯屋の周辺
- 時期・・・6月初旬~中旬
- 時間・・・20:00~21:00頃が活発に活動する
以上の条件にプラス
- 風が弱くて
- 蒸し暑い日
という条件が加わった時がホタル狩りにおすすめのタイミングです。
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