近鉄奈良駅から徒歩5分、東向き商店街を南に進んだ“どん突き(突き当たり)”に高速餅つきでお馴染みの和菓子の老舗「中谷堂」があります。
派手なパフォーマンスがうけて、今やテレビでお馴染みの全国区の人気和菓子店の中谷堂。
名物の高速餅つきを見ようと観光客や地元の見物客でごった返しています。
奈良観光を予定している方が心配なのは「いつ」「何時に」餅つきが行われているのか、ということだと思いますが地元の人間から見たら
結構いつ行ってもやってる
といった印象です。
どういうことか、もう少し詳しくご紹介します。
中谷堂の高速餅つきの時間は?
「結構いつ行ってもやっている」というのは中谷堂が繁盛しているからです。
餅つきが行われるのは単純に販売する「よもぎ餅」が売り切れたら餅をつく。
だから、土日や祝日など客が多い日のほうが頻繁に餅つきをやっています。
この日も最初通りがかったときはちょうど餅つきが終わったばかりで昼食で30分ほど時間をつぶして戻ってきたらタイミングよく餅つきが始まるところでした。
日によって違いますが1日に10~15回、行楽シーズンや日曜日などは30回ほどもすることもあるそうで30分~1時間に1回ぐらいはやっているみたいですね。
中谷堂の定休日と営業時間
中谷堂は基本的に年中無休で営業しています。よほどのことがない限り盆も正月も休まず営業しています。お店の人に聞いたところ、1年に1回休むかどうかぐらいのレベルらしいです。
ある意味、中谷堂のシャッターが昼に閉まっているところを見る方が貴重かもしれませんね。
営業時間は10:00~19:00ですが、たまにお餅が売切れたら早く閉まるようなので高速餅つきを確実にみたい場合は早めに見物した方が良いですよ。
高速餅つきをする意味はすべて味のため
高速餅つきはただのパフォーマンスで実際には「ついてないんじゃないの?」という疑惑もあるようですが動画をスロー再生で見ると「一瞬のスキに左手で水を付けて」「両手でひっくり返して」普通の餅つきと同じ動作をしています。
まさに職人芸!普通の人なら確実にけがをするレベルの高速です。
このパフォーマンスと誤解されがちな高速餅つきですが店主によると「すべては味のため」だそうです。
あれほど高速に餅をつくのは熱々のうちにつかないと柔らかさとコシのある餅ができないとのことで結果的にあの高速餅つきのスタイルになったのだとか。
写真がつきたての中谷堂のよもぎ餅です。
実に柔らかくて「フワフワ」の「つきたてならではの食感」です。
店頭でパックに入って売られているお餅ではこの柔らかさは再現できませんね。
中谷堂のよもぎ餅の値段
こだわりのよもぎ餅ですが値段は結構リーズナブルで「1個130円(税込み)※2019年3月現在」です。
このほか
- 3個入=390円
- 5個入=650円
- 8個入=1,000円
と、8個入は若干割安になっています。
食べてみてわかりますが、安っぽい餡子(中に餡子が入っています)にありがちなベタベタした後味がなくすっきりした甘さが美味しいお餅です。
中谷堂のイメージは高速餅つきというパフォーマンスが先行していますが、肝心の味も店主がこだわるだけのことはあります。
中谷堂へのアクセスや駐車場
〒630-8217 奈良県奈良市橋本町29
- 近鉄奈良駅(2番出口)から東向商店街を南へ徒歩5分
- JR奈良駅(東口)から三条通に入り東へ徒歩15分
※自動車駐車場(有料)は猿沢池周辺やもちいどのセンター街周辺に複数あります。
※三条通は日曜祝日は歩行者専用になり自動車は侵入できません。
詳しくは⇒中谷堂ホームページ
まとめ
中谷堂の餅つきの時間は日によって違い、餅の在庫がなくなる混雑している日の方が多く実施されています。
多い日は30分に1回ぐらいのペースなのでかなりの確率で見ることができます。
しかもほぼ365日年中無休なのがすごい!
ただし営業時間は在庫の餅がなくなると早めの閉店になるので観光で訪れる方はスケジュールとして明るいうちに組み込んだ方がよさそうです。
パフォーマンスだけではなく味もしっかりと旨いので長く話題になっているんでしょうね。
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