大仏鉄道記念公園は桜の名所　大仏駅の跡地に咲く優雅なしだれ桜

奈良市内のどこにでもある普通の住宅地の中に「桜の名所」があるのをご存知でしょうか？

その住宅街を散歩していると「優雅に咲き誇るしだれ桜」が唐突に目の前に現れます。

その桜の名所とはかつての「大仏駅」跡地の「大仏鉄道記念公園」という小さな公園です。

美しい桜なので少しだけ紹介させてください。

大仏鉄道記念公園のしだれ桜

大仏鉄道記念公園の枝垂れ桜は「見事！」としか言いようがないぐらい優雅に咲き誇っています。

花びらが小ぶりな一重のしだれ桜なので余計に花の密度が濃く感じられるのかもしれません。

見ごろは例年3月下旬から4月上旬頃です。

桜のシーズンは夜間ライトアップも実施されており見物人でにぎわっています。

この日は公園の中でレジャーシートを広げて夜桜見物のお花見に興じるグループもいました。

小さな公園なのでおそらく地元の住人だと思います。

大仏鉄道記念公園の南側には「川路桜」で知られる佐保川の桜並木があるので足を延ばしてみるといいですよ。

大仏鉄道記念公園へのアクセス・住所・駐車場

大仏鉄道記念公園
〒630-8113 奈良県奈良市法蓮町986

大仏鉄道記念公園へ　電車～徒歩でのアクセス

【最寄り駅】
JR奈良駅から徒歩15分
近鉄奈良駅から徒歩13分
近鉄新大宮駅から徒歩18分

大仏鉄道記念公園の駐車場

大仏鉄道記念公園は住宅地のど真ん中にあるので時間制のコインパーキングが限られています。

最寄りのパーキングは「育英高校バス停」の向かい側にある「法蓮町パーキング」がおすすめ。

約10台と収容台数は限られていますが料金も安めの設定で大仏記念公園へは徒歩5分程度です。

大仏鉄道とは？

大仏鉄道とは明治31年4月に開業した京都の加茂から奈良の大仏駅の約9ｋｍほどの短い距離を結ぶ「関西（かんせい）鉄道」の愛称です。

当時の「大仏駅」は東大寺大仏殿の最寄り駅として大いに賑わいましたが、開業から9年間という短い期間で廃線になったため歴史的資料も乏しく「幻の大仏鉄道」と呼ばれています。

謎の多い大仏鉄道ですが、所々にトンネルや橋台などの遺構が残されていて「大仏鉄道記念公園」は当時の「大仏駅」跡地に作られた記念公園です。

まとめ

大仏鉄道記念公園は住宅地にある桜の綺麗なスポットです。

公園の付近は狭い生活道路なので駐車場に止めるか駅から徒歩で行くことをおすすめします。