東大寺真言院は南大門から大仏殿へと向かう参道の西側(左側)にある塔頭(たっちゅう)です。
立派な門には木の柵がされているので一般人の拝観はできないような雰囲気がありますが、中に人がいらっしゃれば拝観もさせていただけます。
今回は東大寺真言院を拝観させていただき、御朱印をいただくまでをご紹介いたします。
東大寺真言院を拝観して御朱印をいただきました
東大寺の真言院を拝観するには正門ではなく南側に面する門からインターホンを押して中に人がいらっしゃれば拝観させていただけます。
真言院の南門への道順
東大寺南大門からスタートした場合の道順をご説明します。
東大寺南大門から大仏殿に向かって歩くと左手に東大寺ミュージアムがあります。
東大寺ミュージアムの北側の道に土塀が続くのでそれに沿って歩くと200mほどで門が見えてきます。
下の写真の場所です。
門の左側にインターホンが縦に2つ並んでいるので、どちらかを押してみて中の人が出てくれたら「拝観させてほしい」ことを伝えると対応していただけます。
お留守のときもありますので、その場合は日を改めて訪問してみてください。
東大寺真言院を拝観して御朱印を拝受
柵をあけて入るとすぐ左に「庫裏(くり)」らしき建物がありそこから真言院の方が出てこられました。
真言院の方に「拝観させていただきたい」ことと「拝観後に御朱印をいただきたい」ことを伝えるとまずは拝観するように案内されました。
門から入ってまっすぐ進んだところに「地蔵堂(舎利殿)」があります。
非公開で扉が閉まっているので確認はできませんでしたが、お堂の中には「木造地蔵菩薩立像 」と「木造四天王立像」が安置されており、ともに重要文化財に指定されているそうです。
そして地蔵堂の左にあるのが「大師堂」です。
真言院は平安時代に東大寺別当に就いていた空海(弘法大師)によって真言密教の根本道場として創設され寺院です。
大師堂の中には弘法大師像が祀られています。
真言院では弘法大師の月命日である毎月21日の午前中は大師堂の扉が開けられているそうです。
また、毎年4月21日には御影供(みえく)が行われています。
※御影供・・・命日にその図像 (御影) を祀って供養する法会のこと
そして、拝観の後にいただいた「弘法大師」の墨書きの御朱印です。
真言院は大和北部八十八ケ所の第十二番霊場でもあります。
真言院の拝観時間と御朱印の値段
真言院は拝観時間や御朱印の値段など特に決まっていないようです。
真言院の拝観時間について
真言院の受付時間というのは特に決まっていません。
ここに住んでおられる住職さんとその家族の方がいらっしゃる時に拝観と御朱印をいただけるようにお願いします。
時間が決まっていないとは言えども、常識の範囲で9:00~16:00ぐらいに伺うのがマナーだと思います。
真言院の御朱印の値段について
真言院の御朱印の値段も特に決まっていないようです。
私が拝観させていただいた時は年配の女性が対応してくださいました。
しかし、なぜかお代金を受け取ってくれなかったのですが100円だけ受け取ってもらい後でお賽銭をいつもより多めに納めました。
まとめ
東大寺真言院は拝観時間や御朱印の値段などは決まっておらず、訪ねてみて人がいらっしゃったら拝観させていただけます。
また、真言院では住職さんとそのご家族が住んでおられるので大勢で拝観する場合は事前に東大寺に問合せしてみることをおすすめします。
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