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東大寺二月堂への裏参道って何処?大仏殿からのルートは?

二月堂の裏参道

東大寺大仏殿から二月堂へのアクセスは「猫段から鐘楼ヶ丘」を通って行くルートがおすすめとご案内しました。

下のリンク先がそのルートになります。

しかし、二月堂へのもう一つのルート「裏参道」も存在します。

「裏参道」というだけあって人通りも少なく、とても風情があり落ち着いた雰囲気の石畳の細い道です。

その裏参道へのアクセスをご紹介します。

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大仏殿から二月堂の裏参道へのルート

東大寺大仏殿から二月堂の裏参道へアクセスするには大仏殿の東回廊に平行に沿うように北に進みます。

東大寺大仏殿の東回廊と平行に走る道

100mほど進むと右手に猫段が見えてきます。

猫段(猫坂)

猫段を上ると鐘楼ヶ丘を通るルートになりますが、今回は裏参道目指して猫段は上らずまっすぐ進みます。

猫段を通り過ぎて右手に100メートルほどの池が続いた突き当りに案内板が見えてきます。

二月堂裏参道への案内板

ここを右に曲がると二月堂の裏参道へと続く道です。

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二月堂の裏参道は石畳と土壁が綺麗な小道

右に曲がってしばらくすると2手に道が分かれる場所にお地蔵さんがいらっしゃいます。

二月堂裏参道のお地蔵様

その奥を見るとひっそりと重要文化財の大湯屋(おおゆや)があります。

「湯」とあるようにここは今でいう銭湯のような施設で東大寺の僧侶が身を清めるために利用されていたそうです。

大湯屋周辺はホタルの観賞スポットとしても有名ですので機会があったらチェックしてみてください。

少し右にそれてしまいましたので元に戻って・・・。

もう一度、お地蔵さんを右に見てその横を通り過ぎてまっすぐ進みます。

二月堂の裏参道は石畳と土壁(築地塀/ついじべい)の風景が落ち着いた雰囲気をかもしだしていて、心落ち着くたたずまいです。

二月堂裏参道

土壁の向こうに梅の花が咲いています。

春になると桜、秋は紅葉と四季折々の景色を楽しめるのも裏参道のおすすめのポイントです。

築地塀の向こうに見える梅の花

裏参道を進むと立派な門構えの建物がありますが、これらは東大寺の「塔頭(たっちゅう)寺院」です。

東大寺塔頭

その中の「東大寺中性院(とうだいじちゅうせいいん)」の個性的な表札文字は、かつてテレビCMやバラエティー番組で人気だった榊莫山先生(バクザン先生)の作品ですので気が付いた方は直に見てください。

東大寺中性院

反対側(左側)に目をやると、側溝に流れる水辺のサワガニが野生のアライグマの被害で激減しているという注意書きがありました。

もし見つけても捕獲せずにそっとしておいてあげましょう。

さて、視線を前に向けると東大寺二月堂がはっきりと見えてきました。

二月堂裏参道

手前に見えるのが二月堂の参籠(さんろう)宿所、奥に見える三角屋根が二月堂本堂です。

裏参道から見た二月堂

東大寺大仏殿の東回廊から徒歩でわずか10分程度の距離ですが、静かで落ち着きがあるので観光地の人混みに疲れた時などおすすめの場所です。

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夜の二月堂裏参道も雰囲気があっておすすめ

日が暮れた後は二月堂や裏参道に灯りがともり昼間とは違ったムードがありいい感じです。

二月堂は閉門がなく24時間参拝できるので機会があれば夜の裏参道の散歩も良いもんですよ。

夕暮れ時の二月堂裏参道
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まとめ

この日は3月中旬でひんやりと肌寒い日でしたが、あと1か月後に来れば桜が満開になっているでしょうし、夏に来れば緑が美しく、秋は紅葉と何度来ても違った表情を楽しめます。

観光客も少なく、二月堂の裏参道はそういった意味で東大寺の穴場的な場所です。

ベテランの夫婦や若いカップルで訪れても雰囲気がありおすすめですよ。

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